紅茶、日本茶、中国茶の違いは?茶の種類と発酵の話

   

お茶の種類 普段から口にすることが多く、生活の一部にもなっているお茶。一口にお茶と言っても紅茶だけでなく緑茶やウーロン茶などありますね。これらのお茶、実は同一の植物の葉から作られていること、知っていましたか?

ここでは紅茶好きの目線から、茶葉の種類の違いを紹介したいと思います。

スポンサードリンク

紅茶も緑茶も原料の木は同じ

紅茶と緑茶とウーロン茶と、お茶にも種類はいろいろありますが、実はお茶の種類の違いは、製法の違いだけなのです。

紅茶の原材料となる植物は和名を「チャ」と言います。お茶です。そのままです。学名は「カメリア・シネンシス」。つばき科の植物です。

茶畑

これからは5月の茶摘みの季節には「カメリア・シネンシス摘みの季節」と呼ぶと通な感じがしてよいのではないでしょうか。

日本のカメリア・シネンシス畑(以下カメシネ畑、あるいは茶畑)は、人間の腰くらいの高さのイメージが強いですが、それは摘みやすくするために剪定しているためです。茶の木を剪定せず育てると10メートルを超す大木になってしまいます。もうカメシネの森ですね。

さて、この茶葉ですが、主に大きく分けて紅茶に適したアッサム種と、緑茶に適した中国種の2種類があります。

アッサム種はインド種とも呼び、大きな葉が特徴です。葉先はとがり、色は淡い緑色をしています。渋み成分であるタンニンが豊富なため、味が濃厚で紅茶に向いています。

一方の中国種は葉が小さく、葉先は丸みを帯びていて色も濃いです。アッサム種が紅茶に適していると書きましたが、中国種からも紅茶用の葉は作られています。

さて、紅茶も他のお茶も原料の木は同じだと言いましたが、それでは紅茶と緑茶とウーロン茶の違いは一体何なのでしょうか?

 

お茶の種類の違いは発酵度合いの違い

同じ原料である、摘み取った茶葉。これをどれくらい発酵させるかによって緑茶になったり紅茶になったりウーロン茶になったりします。

スポンサードリンク

摘み取ってすぐの生葉。ここから発酵は主に3段階に分けることができます。

1.不完全発酵茶(緑茶)

揉んだ後の茶葉を蒸したり炒ったり乾燥させたりすることで発酵を防いだお茶です。日本の緑茶は生葉を高温の蒸気で蒸す製法を取っています。

2.半発酵茶(ウーロン茶)

茶葉を発酵させる途中で過熱して発酵を止めたお茶です。茶葉の色も緑茶と紅茶の中間ぐらいの色をしています。ウーロン茶の他にもロンジン茶(中国の緑茶)も半発酵茶です。

3.発酵茶(紅茶)

そして、文字通り十分に発酵させたものを発酵茶と呼びます。時間をかけてじっくりと発酵させることで他の茶葉にはない、花やフルーツのような香りも生まれます。

生葉の状態では世界のどこで摘まれても大抵同じような見た目の、青々とした葉の状態ですが、各国の製法によって全然違う姿、味になるのは非常に興味深いものです。

 

紅茶以外でもミルクティーができる??

ミルクティー

原料が同じであるなら、他のお茶にミルクを入れてミルクティーが作れるのでは?そう思った方もいるかもしれません。こんな記事も見つけました。→ついうっかり緑茶入りミルクティーを作る方法

上記のリンク記事は冗談にすぎないとしても、実際に緑茶やウーロン茶にミルクを淹れて美味しいミルクティーを作る方法はあるようです。インターネットで検索してみるとレシピを公開している人もいます。

ロンドンでティーショップを経営しているキム・ドフェイも究極のミルクティーと称してウーロン茶をブレンドしたミルクティーのレシピを著書に載せています。

つまり、紅茶の世界、ミルクティーの世界はもはや紅茶の枠を超える、というわけです。紅茶を極めることの奥深さを感じますね。

茶の種類と発酵の話まとめ

たとえばコンビニで緑茶や紅茶を選ぶ際にも、原料は同じだと意識してみることでより楽しんで飲めるのではないでしょうか。ミルクティーを淹れる際にも、紅茶だけにとらわれず、柔軟な発想で楽しむと生活がちょっとだけ豊かになるかもしれませんね。

スポンサードリンク

 - 紅茶