ライフジャーナル

ライフジャーナル ーよりよい生活を求めてー

七夕の由来と飾りの意味とは?子どもに伝えるために

   

七夕の笹飾り

七夕の由来。あなたはきちんと知っていますか?

織姫と彦星が登場する七夕伝説は聞いたことがあるような気がするけど・・・

改めて七夕の由来を考えてみると、どうして笹に短冊に書いた願い事を吊るすのか?なぜ7月7日なのか?などなど疑問がわいてきませんか?

子どものころはどうして?や何故?という気持ちが七夕に限らず溢れていましたが、いつの間にかそうしたことを気にも留めないようになってきている気がします。

せっかくですので子どものころに戻ったつもりで七夕のことを知ってなるほど!と思ってみませんか?

そして自分の子どもにも七夕のお話をしてあげて、素敵な時間を素敵な気持ちで過ごせるといいですね。

スポンサードリンク

七夕の由来

七夕伝説

星空七夕の由来の根幹にはやはり織姫と彦星の七夕伝説があります。

とはいえ、改めて七夕伝説の内容を思い返してみると、意外と細部を覚えてないという人も多いのではないでしょうか?

ということで、少し長いですが読みやすいものを見つけたので引用します。いい話です。

夜空にキラキラときらめく天の川。
その川のほとりでは天の神さまの娘「おりひめ」が世にも美しいはたを織っていました。

おりひめの織る布は五色に光り輝いて、季節が変わるごとにいろどりまで変わるというそれは美しいものでした。

天の神様はそんな娘がとても自慢でしたが、おりひめははたを織るのに一生懸命で、自分の髪や服をかまおうともしません。

そんな姿をかわいそうに思った天の神様は言いました。

「おりひめもそろそろ年頃なのに、人のはたを織ってばかりではかわいそうじゃ。そうだ、おりひめにふさわしいむこを探してやろう」

天の神様はさっそくあちこちを探しまわりました。

「どこかにおりひめに似合うむこはいないかのぅ…」

天の神様が天の川の岸辺をずっと歩いていると、そこで牛の世話をしている若者と出会いました。
若者は「ひこぼし」といい、牛に水をやったりえさの用意をしたり畑仕事に精を出したりと、休む間もなくまじめに仕事をしています。

「うむ、この働き者の青年であれば、おりひめと幸せに暮らしていけるじゃろう」

天の神さまはおりひめの結婚相手にひこぼしを選びました。
おりひめとひこぼしはお互いにひとめで好きになり、とても中の良い夫婦になりました。
しかし、それからというものふたりは遊んでばかりでちっとも仕事をしようとしません。

機織りの機械にはほこりがかぶり、ひこぼしの飼っていた牛もえさをやらなくなったのでだんだんやせてきました。

「おまえたちそろそろ仕事をしてはどうじゃな」

心配した天の神さまが注意をしてもふたりは「はい。わかりました」と答えるだけでまったく仕事をしようとしません。
おりひめがはたを織らなくなったので空の神さまたちの服はもちろん、天の神さまの服もボロボロになってしまいました。

ひこぼしも仕事をしなくなったので、畑は草がぼうぼうに生えて作物はすっかり枯れて、牛はついに病気になってしまいました。

「このまま放っておくわけにはなるまい」

起こった天の神さまは

「もうお前たちふたりおを会わせるわけにはいかぬ」

とおりひめを天の川の西へ、ひこぼしを天の川の東へとむりやり引き離しました。
そうして二人は広い広い天の川をはさんで別れ別れになり、おたがいの姿をみることさえできなくなったのです。

あおれからというもの、おりひめは毎日泣きくらすばかりで、まったくはたを織ろうとしませんでした。
ひこぼしも家に閉じこもってしまい牛の病気はますますひどくなるばかりです。

こまった天の神さまはふたりにいいました。

「おまえたちが前のように毎日まじめに働くのなら、一年に一度だけふたりが会うのを許そう」

その言葉に、おりひめとひこぼしは心をいれかえてまじめに働き始めました。
一年に一度、そう7月7日の夜にあえることを楽しみにして…。

そしておりひめは前にもまして美しいはたを織るようになったのでみんなはとても喜びました、

ひこぼしも一生懸命牛を世話し畑を耕したので、牛はすっかり元気になり畑にもゆたかな作物が実りました。

やがて待ちに待った7月7日の夜になると、おりひめとひこぼしは天の川をわたり一年に一度のデートを楽しみます。

しかし、その日に雨が降ると川の水かさが増して川を渡ることができません。すると、どこからかカササギという鶏の群れがやってきて天の川の中に翼をつらねて橋となり、ふたりを会わせてくれるのでした。

めでたし めでたし。

 

出典「七夕について知ろう七夕飾りの方法や気になる由来」
http://www.kyosei-tairyu.jp/star-festival/legend-story.html

以上が七夕伝説なのですが、ではそれがどのように今の七夕の形に近づいていったのでしょうか?

スポンサードリンク

七夕の起源は中国?日本?

七夕まつり現在の、七夕に願い事を書いて笹に吊るす習慣は、日本と中国の習慣が結びついてできたものだと言われています。

中国では七夕伝説の二人の出会いを祝う、「乞巧奠」(きっこうでん)という行事が催されていました。

これが奈良時代に日本に伝わり、宮中行事として広まったのが日本での七夕のルーツとされています。

この行事では詩歌や裁縫の上達を願って、梶(かじ)の葉に和歌を書いて星に祈りを捧げました。これは現在の短冊の起源ですね。

またこの行事のときには織姫と彦星へのお供え物の目印として神聖な笹竹を立てたそうです。

この笹竹に五色の織り糸をかけたのが現代の笹飾りにもつながっています。

一方日本では、旧暦の7月7日は水の神様を迎えるために乙女たちで小屋にこもって機を織る行事が行われていました。

水の上に棚を作っていることからこれを「棚機」(たなばた)と呼びました。これが現在の「七夕」という名前の起源ですね。

その後、乞巧奠と棚機が混ざり合うことで今の七夕に近づいてといわれています。

とはいえ、まだまだ現在の七夕とは大きな隔たりがあるもの。笹に短冊をつるすようになったのはいつからでしょうか。

短冊に願い事はいつから定着した?

短冊に願い事を吊るすようになったのは江戸時代からと言われています。

寺子屋で学ぶ子たちの習字の上達を祈って願い事を書きました。乞巧奠の際は梶の葉でしたが、このときから短冊に書くようになりました。

こうしてみると、起源としては物事の上達を願うものであり、現代においても物質的な願い事よりも能力の向上をお願いするほうがふさわしいのかもしれませんね。

 

七夕飾りの意味

短冊七夕の起源はただひとつの習慣が進化したわけではなく、いろいろと合わさってできた行事だということが分かったかと思います。

笹飾りの起源も中国から伝わった行事がもとではありますが、ではその笹飾りの一つ一つにきちんと意味が込められていることを知っているでしょうか?

以下、笹飾りの種類とその意味を紹介します。

紙衣(かみこ)
七夕飾りの一番上に飾る和紙で作った着物のことです。
病気や災いの身代わりとして作られたものであり、また女性の裁縫の上達を願う意味もあります。
今では折り紙で作ることが多いです。
巾着(きんちゃく)
今の財布の代わりです。商売繁栄や金運向上を願います。
投網(とあみ)
漁で使う網を模した飾りのことです。海絵の感謝と大量への願いを込めます。
また幸せを絡めとるという意味もあります。
千羽鶴(せんばづる)
「鶴は千年」にあやかり、家族の健康、長寿、家内安全を願った飾りです。
屑籠(くずかご)
ゴミを捨てる籠を表した飾りです。七夕飾りを作るときに出た紙くずを入れて飾ります。
整理、整頓や倹約を大切に、という願いが込められています。
吹き流し(ふきながし)
織姫のように機織が上手になることを願う意味があります。
輪つなぎ(輪つなぎ)
折り紙などで輪を作ってつなげたものです。夢や願い事が途切れずに続くことを祈ります。

 

七夕の由来を子どもに伝えるために

七夕の由来や飾りの意味など、想像以上に深い願いが込められていることを感じていただけたのではないでしょうか。

大人が知っても「へー」と思ってしまう内容です。

これを子どもにうまく伝えるのは大変ですが、やはり簡単に伝えるためにも深く理解しているということは大切なことだと思います。

とはいえ、七夕の由来を実際に細かく説明する必要はありません。細部は質問を受けた時にその好奇心に応えてあげればいいのです。

ベースはやはり七夕伝説。二人に思いを馳せて短冊に願い事を書く、ということだけでも伝えらればいいでしょう。

その際に、物質的な願い事ではなく上達したいことを書いてもらうようにすると、「どうして?」に対して「それはね・・・」と会話することができると思います。

とはいえ、うんちくを聞いて面白くないのは大人も子供も同じもの。

あくまで好奇心に応えてあげる、ということを第一に考える必要がありますので、しゃべり過ぎには注意です。

 

七夕の由来と飾りの意味まとめ

七夕の由来と飾りの意味を、子どもに戻った気持ちで知ることができましたか?

そんな好奇心はやはり捨て去ってしまった、という方も自分の子供に対しては少なくとも好奇心を大切にしてあげましょう。

子どもも興味がないようでしたら何も言う必要はありません。ですが、知りたいと思った時には答えてあげる、そのきっかけに七夕を上手く使うのもいいと思います。

飾りつけや会話を通して、素敵な七夕を過ごせることを祈っています。

スポンサードリンク

 - , 年間行事 , ,